神宮外苑クリテリウムと、その他

なんだかんだで初めての外苑クリテ。

行こうとした年はたまたま雪で中止になり、断念。

今年は気温も低くて、風もあって本当に寒かったけれど雨は降らなかったからよかった。

f:id:uo___sao:20160316010513j:plain

四年生はあまり走らないけど、何人かスタートリストに名前を見かけたので事実上彼らの引退レースであるんだなぁ、としみじみ。

肝心のレースは、ゆっくり歩いてたらマスターズの2周目くらいにコースに到着してそこからチラチラ観る。

なるしまの小畑さんが優勝。よくお名前を聞く方。

 

そのあと後輩と合流して、とりあえずぐるぐるして寒すぎたのでコンビニに避難。

最悪グループ1(大学対抗)見られれば良いかなということでしばし休息。

 

メインのグループ1は鹿屋が優勢かと思われたけど、昨年度優勝の橋本選手が世界選ポイントレースでの落車により鎖骨骨折でDNS

クリテリウムだから、トラック選手にも勝機はあるので、日体大小林、鹿屋体育大黒枝、日大岡本などをチェック。

一周1.5kmとかだからどんどん周回が重なって行って、決定的な逃げは出ず。レースとして面白かったかというと、「思ってたのとは違った展開」になったっていう感想。

とりあえず寒かった。寒い!

でも、華やかだし人も多かったし、みんなが特別なレースと位置付ける理由が少し分かった気がする。

だからこそ、グループ1の最終周回の落車は残念だった。痛いのは嫌です!

 

ベロドは寒くないし、全部見渡せるから好きだ。けれど、集団が来るまで一緒に観てる人たちとあーだこーだ言うのも結構楽しい。

結局、自転車は楽しい。

 

1年前、どうやったら、「真面目に自転車競技に取り組もうとしてるか」分かってもらえるかなって思って、ただひたすらにレース会場に足を運んだ。

そしたら挨拶してくれたり、感情を持って(笑)応援できるような選手も出来たし、ちょっとみんなの信頼も得られたかなと嬉しくなった。

 

ただ、ファンであると同時に、しっかりと客観的な眼を持って向き合いたいと思っているのも事実。

 

この縁を大事にしながら、色々なところで成長できるように頑張ろう。

 

次は来週の宇都宮クリテ。開幕戦だから沢山人が来るのかな(ブリッツェンのホームだし)。

楽しみです。餃子食べるの。

 

_______

 

今日は空港散策のついでにBendigo Madison組をお迎えに行ってきた。

オーストラリアで色々体験した三人は、少し日に焼けて、そして少し逞しくなって帰ってきた。

嬉しそうに毎日のことを話してる姿は、旅が充実していたことを言葉なくとも感じさせてくれて、なんだかこっちまで楽しくなってしまったなぁ。

 

来年は、行くぞベンディゴ!全部を全部得ようとすると、結局何も得られなくなってしまうから。取捨選択をしっかりして、自分の体を大切に。

 

毎日毎日楽しくて困っちゃなぁ。寒いけど。

ただいま帰りました

正確には、8日に帰ってきました。
 
う〜ん、最後のマディソン、とてつもなく盛り上がりました。
もう、盛り上がりすぎて何度か泣きました。
知らない人ばっかりのレースなのに、感受性が豊かすぎて、あの子もあの子もよく頑張っている…。みたいな感じになってしまった。
 
感動したのは主にウィギンスさんのせいなんですけれども。
あんなに楽しそうに走って、あんなに純粋に喜びを爆発させてるウィギンスさん初めて見たのでついつい泣いてしまった。
これまでもカヴとレースを走ったりして笑ってたことはあったけれど、あんなに真っ直ぐな笑顔をみせるんもんだから。
 
以下、メモを見ながらマディソン振り返りです。
 
まずスタート直後にフランスが出る。行かせちゃいかんぞ〜!と隣の英国人。
(私はゼッケンちゃんと着いてるのかこの人…と思っていました。)
集団を引っ張るのはニュージーランド。相変わらず人体模型なデンマーク
 
とにかく、そこそこの数のペアが走ってるので交代が恐ろしい。暗黙のルール的なアレで、前の走者が交代に入る時は後ろを走ってる人は上にあがるじゃないですか。
もう、グインッて上がるもんだからそのたびに前のおばちゃんと私はヒィヒィ言ってました。
192 laps to goでフランスがゲインラップをして、そのあとはスプリントポイントを集団が取る。
170 laps to go スイスとコロンビアがラップしてフランスに並ぶ。カヴさんのハンドルかっこいいなぁ。ちなみに彼の自転車にはオンボードカメラが搭載されていたようです。
イタリア、ウクライナ、ウィゴ、オーストラリアの順でスプリントポイント。もう、とにかくウィゴ・カヴが走るとなんでも歓声がすごい。何もしてなくても歓声。
 
あと、ウィギンスさんすごいのは、ニコニコしながら走るもんだから、こっちも楽しいし、あと変な貫禄というかオーラがあって息止まる。
 
147 laps to go ガヴィリアがベルギーにハスって?落車。痛くない痛くない!大丈夫か!大丈夫!(謎の親心)
ここで謎のメモ「とまべんじゃみんわろてる」…。わろてたらしいです。
 
ここからはもう、カヴ速いとか、ウィゴ走ると歓声がすごいとかしか書いてない…。
一度スペインの交代の時にヒィってなったのあったね。
 
残り50周を切ったらちょっと集団が緩んで、そこから残り30周くらいからイギリスとスペインがラップを狙いに行った。
ずっとニコニコしてて、狙い通りの展開でさぞかし楽しかろう…と思いながらも血の気がひくくらいの素晴らしいレース。
スプリントポイントを取ってからラップを決めて英国がラップ数でもポイントでも1位に。10周付近でカヴさんが落車。痛くない痛くない!ウィゴが「長くない?俺長くない?」みたいになってましたね。嘘です。
 
イギリス1位、フランス2位、スペイン3位。素晴らしかった。
こんなに素晴らしいものなのかマディソン。
それくらい最高のレースで世界選手権は締めくくられました。
 
人生初の海外ベロドローム
クリテのスピード感もすごかったけれど、トラックはもっともっとすごい。
 
今回の世界選手権、ホスピタリティシートを作ったりしてインフィールドにおけるピットの面積は狭くなった。
だから、ローラーとかをトイレとかへの通路に置いてウォームアップをしたりクールダウンをしている選手が居たように見えました。
ホスピタリティシートがどれだけの売り上げに貢献してるのか、どれだけ捌けたのかのは詳細を知らないので曖昧なことしか言えないけれど。
それでも、あの取り組みは良かったと思うし、席数の見直しとか、いろいろな方法でいい形に持っていけるのかなと感じたり。
 
もう1つ気になったのは、基本的に飲食物の持ち込みが禁止?で、トラブルが起きてるのも目撃したり。
もちろんベロドローム内でもアルコール類をはじめとしたドリンクや、フードは売っているけれどイベント価格。持ち込みたい気持ちもよく分かる。何の理由で持ち込み禁止にしているのかを明確にしてなかったのかな、と。私は基本的に何も持ち込んでなかったので関係なかったのだけれど。ビールはうまい。スタックカップもいいアイディア。
 
ボランティアの人たちも楽しそうだったし、丁寧だった。審判もビシっときまってたし、さすがオリンピックをやっただけあるなとしみじみ。
 
日本が2020年伊豆でオリンピック・トラック競技を開催するにあたり改善しなければいけないことやモノは沢山あると思う。絶対に失敗はできないし、重要なターニングポイントになるのは間違いない。
じゃあそのために今から何をしなければいけないのか。
今回の直前の派遣中止からも分かるように、根本的に改革しなければいけないところがあるんじゃないかなと疑問に思ったりもする。
 
 
_______
 
 
帰国当日、オーストラリアに旅立つ三人を見送ってきた。
大学在学時に行く海外遠征が少ないなぁと、年4,5回海外遠征に行くチャンスがあった私は感じていたのだけれど、行く子は行くんだな、と。
もちろん、数は少ないだろうけど、行くのと行かないのでは天と地くらいの差がある。
成田空港で、一人異様な格好してるのを見つけたときは(彼にとっては標準装備なのだけれど)ちょっと心配になったけれど、どこに行くにも自分のルーティーンを変えないのは大事なことだと思う。
オーストラリアに向かう後輩二人は、どちらもトラック競技で良い成績を残してるし、一人は考える力と感性がピカイチ、一人は笑顔とマイペースがピカイチなので帰ってきた時どういう風に変わってるかが楽しみ。
引率でいった同期も、もちろんオーストラリア行きたいという気持ちもあっただろうけれど、少なからずこの文化を定着させたいという気持ちがあったのではないかな、と思う。(希望的観測)
 
自分自身が海外に行くことで、考えが変わったり刺激を受けた人の「海外は一度は行った方が良い」という言葉には説得力があるし、それはなんとなく「海外に行ってみたい」ひとの背中を押すことになると思う。
なんとなくで行くな!とかいう人もいるけれど、入り口はなんでもいいのかなと思ったり。
だって、実際海外に行っても自分の内的な面は変わってなくて、外的な面が変わっただけだし、しかもそれは一瞬。それをどう自分の内側を変えるツールにするかがその人の腕の見せ所なわけで。
 
だから、帰ってきてからの方が楽しみだったりする。
 
もちろん、ベンディゴでの楽しそうな彼らを見ているのも楽しいのだけれど!
 
目下、私はアルバイト探しをしなければ生活できなくなるので必死です…。卒業するまではとりあえず大丈夫かな…。
 
次のレースは学連は3/13外苑クリテリウム、実業団は3/20宇都宮クリテリウムです。
これが終わったら全日本トラックまで少し間が空くかな。

時差ぼけ日記 その1

ロンドンに来て、17歳以上に見られたことがありません。

童顔には定評があります、こんにちは。

あと動きが変と言われます。

骨ないのかもしれない。


初めて海外のベロドロームに来ています。

空気も、観客も、スタッフの動きも、全部全部新鮮です。


まず、会場内外の素材に用いられているフォントが一貫していてとても見やすい。視認性も高いし、変に凝ってないから腐らない。

世界選手権となれば、放映権も需要あるから、映像になったときの美しさも意識してそう。当たり前ですね。


世界チャンピオンの証であるアルカンシエルを大会のシンボルにすることで、すっきりとまとまったデザインになっている。

ピットもレインボーだし。

スタッフのポロシャツは、チャコールグレーでとてもかわいい。

黒になったら他の国と被っちゃうからかな、と思ったり。


TWEET FROM YOUR SEAT」とか、いろいろなメッセージが会場にある。SNSでのシェアは、宣伝にもなるしなによりものエンハンサーになる。

みんながアンバサダーになれる。明日ベロドローム行かない?なんて言ってくれる友達居たら幸せですね。

まぁ、チケット売り切れてたりするセッションあるんですけれども。


う〜ん。上手です。運営が上手。伊達にオリンピックやってない。

レースの内容の質もかなり高い。世界選手権ですものね。


イタリアのTPとかよかった。というかTPはやっぱりかっこいい。

TSの中国の降格は残念だったけれども。


世界選手権に来て思うのは、国もそうなんだけど、いろいろなメーカーが混在してる。

もちろん自転車周りは当たり前で、計測、食品、映像、その他もろもろ。通信とかもそうなんだろうな。

いろんなメーカーが好機と思って勝負をかけてる。


素人なりに、もしも日本でやるならどこのメーカーを使うか考えてみた。

製氷機は絶対ホシザキがいい(理由は伏せておく)。


計測、SEIKOかな…水泳でもお世話になったSEIKO…。でも得意不得意がありそうですね。

ニュートリションは味の素で。明治も捨てがたいけど。あ、でもアサヒとかキリンも…。うーん。


代理店は電通に投げたいけど高そう。高いですよね。ツールドさいたまは博報堂だっけか…?(曖昧)


デジタルサイネージでコミュニケ映し出せたら面白いと思うんだよな〜。Bluetoothとかで最新のコミュニケを飛ばして、広告も間に挟みながら。


スタッフウェアアシックスにして、スニーカーも揃えようよ…GEL-LYTE日の丸カラー的なやつ…。ベースは白でロゴ部分赤のやつ。かっこいい。

ウェアは上はポロで、下はジョガーパンツみたいなやつ。


インフィールドに入るドアは、NFCチップが埋め込まれたIDをかざすと入れるように。SECOMさん出番ですよ〜。


考えるとどんどん広げられるけど、物事には予算というものがあるわけで。

ある程度使わないと縮小されちゃうけど、使いすぎると怒られちゃうのが予算。

そう考えると、ある程度のプロトタイプを作り上げる必要があるのかもしれない。


マンネリ化してもだめだけれど。

収益を得てしっかりとイベントを回すことは、次またイベントをやるときにとても大事なので、そこはやっぱり少しでも追求すべきとこなのかもしれない。

難しかね〜。


2年くらいしか観てないこの競技を、生業の一つとしたいという目標を持つことは、無謀なのかもしれない。

けど、自分の好きなことを仕事にしている大人が身近に存在してしまってるのだから、そんなこと不可能だなんて一言で片付けられる気としない。


なら、思いっきりやって、思いっきり失敗してみるのもまた人生なのかもしれないなぁ、という。


明日まではまだ悩める。死ぬわけでもないし、気楽にいこう〜。